目次
▼【パッキング編】重量差200g重さをとるか携行性をとるかあなたならどっち?
▼【焚き火編】薪の組み方で燃焼効率や火力、時間が変わる!?さてどっちが使いやすい?
▼【料理編】ゴトクか直置きあなたならどっち?
▼二つの焚き火台の気になるところって?
▼まとめ
【パッキング編】重量差200g重さをとるか携行性をとるかあなたならどっち?
今回このコラムを書くためにYoutubeチャンネルのコミュニティで約60名の視聴者の方々にご協力いただき、パッキングで重視するのは重量か携行性のどちらをとるかアンケートを実施しました。
アンケート結果
・200g軽いけど収納方法が一つ・・・・・・・10%
・200g重いけど収納方法がいくつかある・・・90%
アイテム類をバックパック一つに納めることを前提にしたアンケートでしたが、意外にも重量より携行性をとる方が圧倒的に多かったのには驚きました。
最近はウルトラライトパッキングを追求するキャンパーが増えてきたのですが携行性がとても大切なことがわかりました。これを読んでいるみなさんには「アンケート結果+アイテム付加価値」の両面を思い描きながら読んでもらえると嬉しいです!
ピコグリルは背面収納一択(重量:442g)
言わずと知れたソロキャンパーに大人気のピコグリルですが、わたしも一年ほど前に入手してから愛用しています。
とにかく組み立てが簡単で、折りたたんである脚を開いて、広げたステンレス火床の切込みを脚に合わせて置くと使えてしまう簡単便利な焚き火台。
重量も500mlのペットボトルよりも軽いのでソロキャンパーに大人気なのも頷けます。そして収納サイズは33.5×23.5×厚さ1cmと約A4サイズで厚さも1cmとかなりコンパクトな収納サイズです。
このピコグリルをバックパックにパッキングしようとすると、A4サイズであるゆえに思いのほか収納場所が限られてしまいます。カリマーのリッジでは背面に差し込む収納のみとなりました。
ただ厚さが1cmと薄いためパッキングの邪魔になることはなく、ほかに荷物が入っている時だけ出し入れするのに手間取ったりすることがあります。

ワイヤフレームLITEは収納場所を選ばない(重量:650g)
一方、火床に特殊耐熱クロスを使用して、よりコンパクトな収納を実現したワイヤフレームLITE。大人気のキャンプアニメにも登場した焚き火台です。
こちらも組み立ては簡単でX字フレームに4本の脚を差し込み、広げた火床のワイヤを引っかけるだけで使えてしまう焚き火台。
重量はピコグリルより約200g重い650gでデザインの良さとコンパクトさでこちらもソロキャンパーに人気があります。
そして収納サイズは14.5×29×厚さ3cmのため収納場所の選択がいくつか見つけることができます。
カリマーのリッジではメイン気室はもちろん、トップ・フロント・サイドポケットに納めることができました。
荷物が入っていても焚き火台の出し入れに手間取らないのはとても便利です。




【焚き火編】薪の組み方で燃焼効率や火力、時間が変わる!?さてどっちが使いやすい?
薪の組み方には大きく分けて下記の4通りがあります。
・やぐら型・・薪をお互いに支えあうように置く。火力が強いが料理に不向き
・放射型・・・星形のように薪を低く立てかける。火持ちに優れ効率も高い
・並列型・・・薪を並列に何段か並べる。火力は強く効率も高く料理に向く
・井桁型・・・縦2本横2本で井の字型に積み上げる。豪快な火力ですぐに燃え尽きる
それでは、それぞれの焚き火台がどの組み方をできるか考えてみましょう。
ピコグリルはやぐら型と並列型
ピコグリルは火床を歪曲させて脚にテンションをかけてガイドに引っかけて固定します。
そのため両側は中央よりも曲がって高くなっており薪を放射型や井桁型に組み上げることができません。
そのため焚き付けはやぐら型か並列型、それより太い薪は並列型に限定されてしまいます。料理に向く並列型ができますが放射型よりも火持ちが悪くなります。


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ピコグリル
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ワイヤフレームLITEはやぐら型・放射型・並列型・井桁型
一方、ワイヤフレームLITEは前述した4通りの組み方ができます。
薪は短くなりますが放射型で火持ちの良い焚き火も楽しむことができるので、ゆっくりとくつろぐことができます。
組み方が自在にできるということは焚き火による効果を存分に味わえることになるでしょう。




※2018年11月現在 ECサイト在庫なし
【料理編】ゴトクか直置きあなたならどっち?
ピコグリルは付属のスピット(串)がゴトク
ピコグリルには本体とは別に付属のスピット(串)があります。
このスピットに食材を通して串焼きにしてもいいし、クッカーなど乗せるゴトクとしても応用できる優れものです。
安定性に若干の不安はありますが、収納ケースに一緒に収めることができるので本体と一緒に揃えたいアイテムですね!
販売店によってはセットの場合と別売りの場合がありますのでご注意ください。

ワイヤフレームLITEは直置きスタイル
専用ゴトクがないワイヤフレームLITEはテンションボックス構造の直置きになります。
コッヘルなど置くと特殊耐熱クロスに荷重がかかり立体的に変形箱状になり安定する仕組みになっています。
直置きスタイルのワイルドな料理を楽しみたい方には最適な焚き火台ですね!

二つの焚き火台の気になるところって?
どちらも頻繁に使う機会があるのですが気になるのはどちらも火床です。
ピコグリルの気になるところ
熱によるものか火床のステンレス板に歪みが出てきて、脚のガイドにしっかりと固定されにくくなってしまいました。
時折合わさっているステンレス板をバラして歪みを矯正したりしていますが、うまいやり方でないのかあまり効果がないようです。
とても使いやすい焚き火台ですので、歪みに対して何か得策があればと思っています。
ワイヤフレームLITEの気になるところ
口コミによると、しばらく使うと特殊耐熱クロスに穴が開いてしまうようです。
今のところ私のものは問題なく使えています。もしかしたら長時間の焚き火をしていないからかもしれません。
直置き料理中にもしも穴が開いてしまったら、ケガ、やけどのおそれもあるのでご使用には十分ご注意ください。
積極的に炎を楽しむ方は耐蝕性ステンレスメッシュの火床へ交換することをお奨めします。
まとめ
それぞれの焚き火台の特徴が皆さんにうまく伝わるとよいのですが、いかがでしたでしょうか?

ご購入をお考えの方には甲乙つけがたいとても悩ましい選択になりそうですね。どちらもデザイン・性能ともに優れていてとても人気があります。何を重視するか、そして満足できるかを思い描きながら永く付き合える焚き火台に出会えることを願っています!

それでは、次回もお楽しみに!
ピコグリル歪みですか〰️ それも味わいかな
薪をのせたら何とかなりそうですね
不具合点も記載されて、とても参考になります。
ありがたいです
ブログ、楽しみにしてます!!